頭がいいくせに

頭がいいくせに「俺は才能が無い」と嘆く人を見てると
「じゃあ俺は?」と言いたくなる。ところをグッと堪える。
ことしか僕にゃできない。


詰め込んだ知識があり、それを捻出する力も持っていて
ホームページなんかでたらたらと日記を書いてるだけでも集客力があり
人を充分魅了するだけの才能がある人間がだよ、自分のことを才能が無い、と。
ふざけるなと言いたい。


まあ僕の場合は事実として才能が無く、異口同音にしてその結論に導かれるが
あんたはそうじゃないだろうと。
それなのにその才能をもっと多くの人のために使わないのはただチキンなだけだろう。
過去に何があったかなんか知らないけど、世の中はまだまだ面白いもので溢れてるのに
それなのになぜこの人は自らの存在価値を否定するんだろう。
本を出したりすればいいじゃないか。
フリーライターとして活躍しろよ。
日本の知識人のレベルをあんたの脳みそで底上げできるだろうが。
いつも迷いに迷ってる僕のような愚かなやつに光明を見せてやってくれよ。
人生すべてやり終えたような気になって調子に乗るのもいい加減にしろ!




これは相当論点が違うことが僕ですらわかっているから
誰に対してこれを言っているかは言わないけどね。
僕が恥かくだけだもん。
でもなんていうか、その人の嘆きは説得力が無いよ。
どんなに素晴しい文章で書き連ねても、
「まだやれる」人間が自らを嘆いても僕には怒り以外の感情は湧かない。


可哀想な自分を作るのは僕も大好きなもんで、
どうも人がしているのを見ると嫌気がさすね。