夢1

喉元を銃弾が貫いた。喉から少しずつ出血し、少しずつしゃべれなくなっていく。この間にこれまで迷惑をかけてきた人に挨拶をして周る。
高層ビルの屋上で私は撃たれる。扉を開くと中は古い洋館のようになっていて、狭い階段を下りて一人一人に挨拶していく。俺はもうすぐ死ぬんだよ。それは大変だな。そんな軽い会話がなされる。下に行くごとに話辛くなっていく。苦しくなっていく。友人も下に行くほど私を心配してくれ、悲しんでくれる。俺はもうすぐ死ぬんだという意識が強くなり、死にたくないという気持ちになっていく。俺は死ぬんだ、しかしなぜ俺はもう死んでしまうんだという叫びが強くなったところで目が覚める。