私は負けている

頑張れ、頑張ってる人
俺は頑張らない


そんな負け犬根性丸出しな私です。私たちの代はどうも不況の波にあおられて可哀想みたいによくいろんな人に言われるし、私みたいな人間はそのとおり可哀想なんですけど、そうではない人もいる。不況の中でも夢に向かって邁進し続けている人がいるんです。それは本当に素晴しいことだと思う。その人は日本を代表する大企業に内定を貰っているが、自分の夢を追いかけて、スティル頑張っている。そういう会社に内定をもらえたからこそ、それが自信となって原動力になっているのかもしれないが、いやそれだけじゃない。そいつは昔から今と同じ目標を掲げていた。
諦めばかりの私なんかに、そんな友人(といって差し支えはないか)がいるのはなんだかすごいな。私もやはり今持ってるいくつかの野望を将来的には叶えていかなくっちゃいけないかもな。本当は今すぐにでもその方向へ動くべきなのかもしれないが、私は大器晩成型の人間だって占いが言ってたので今はとりあえず運命に身をゆだねながら漂おうと思っている。
頑張る友人に対するこの奇妙な感情はなんだろうね。めちゃくちゃ頑張って欲しいし成功して欲しい。それに呼応して自分も頑張らなきゃいけないけど頑張れない。離されていく感じかな。努力が違うし、意志が違う。この状況は必然だけど、うん必然なんだな。認められないわけじゃない。認めちゃってる自分が斜に構えちゃってて滑稽なんだ。そういう自分が惨めで憐れなんだ。
ああ、あいつは本当に成功して欲しい。人柄も良くて努力家で、めちゃくちゃ良い奴なんだ。私が唯一勝てるのは顔ぐらいか(笑)いや、知らんけど。
まあ、私はゆっくり生きます。いつか絵か小説をまじめに取り組みたい。今はまだ頭の中にあるいろいろを全然形にできていない。悔しい。でも芸術は天才以外だったらただ人生経験を積むことよ。たぶんそうなんだろう。そうに違いないんだ。