夏休みの日記31

夏休み。5時に起きる。偶然早く起きてしまったわけでなく、すぐに出かける準備をする。ドアを開く。傘を差す。歩く。
バイト。朝から調子が悪い。体調ではない、調子である。例えて言うと、あそこに穴を掘ってこいと言われ、走ってそこに行くが手ぶらだったようなミス。水持って来いと言われ水汲み場に行くと「あそこにはもう持っていったよ」と聞いて、何を持っていったかも聞かずに水を持っていってくれたんだろうと勝手に勘違いしてしまうようなミス。普段はこんなことは滅多に無いし、昔はあったが近年は無かったような凡ミスばかりをした。
しかしラッキーなことに朝そういった小さいミスをしたおかげで、ぼんやりとできる場所に置いてくれたので、その後大きなミスをするようなことは無かった。別に短期のバイトの内容に充足感なぞ求めていないからこれでいいのだ。特に今日に関してはこれが本当に良かったのだ。こんなに調子が悪い日は本当に久しぶりだ。
あとそういえばここ数年あまり外人に英語で話しかけられることなんて無かったんだけど、今月はもう4回話しかけられた。常々、よくこんなしどろもどろでアメリカを生きてこれたなと思う。一度は好きな女の子の前だった。すごいと言われたが、滅っ茶苦茶な英語だったと今になって思う。一応通じたけどね。
家路の途中に久々にシッダールタの続きを読む。シッダールタの失墜を見る。ひどく鬱になる。だから今も鬱である。どうして人間というのはこんなにも腐っているのだという怒りの刃がいつしか自分に向くときに感じる背筋の冷たさというのは耐え難い。
朝 食パン+チーズ コーヒー牛乳
昼 ハンバーグ弁当
夜 ご飯 餃子
明日の予定。一日バイト。
これにて夏休み日記終了。読了感謝。