学生は軽蔑する

熱はもう治まった。しかし頭痛と腹痛がまだまだひどい。
その原因が生レバーと生ガキなどを食ったことだと何度も書いているけれど、それを食べたときはとても優秀な人に連れられて居酒屋に行ったのだ。
短期バイトが終わったあとで、その人にちょっと呑みにいこうかと誘われた。優秀というのはそのバイトの際の発言、頭の回転の速さ、作業の効率の良さだけでなく、学力、品格、話によるところの人間関係の広さ、いろいろな点において優秀な人だと私はその人と相対して感じた。
だが反面、優秀だからだろうか、人を見下すふしもあった。私に対しては一切ない(そういった素振りを見せない)のだが、夜中に道に呑んだ暮れてるサラリーマンを見て軽蔑した言葉を吐きかけていた。私はそれに対して、「いや、そうは言っても彼らも彼らで大変なんだよ」といった。私自身とても酔っ払っていたし、あとほんの少し呑んだらそこにいる人と同様倒れていただろう。学生の身分でサラリーマンの苦労はわからないだろう。そういう気持ちがあったんだけど、彼にはそういった考えは無かったのだと思う。「いや、彼らにそんな同情必要ないよ」と言った。
学生が、サラリーマンの何がわかるというのだ。何もわからない学生としてそんな風に感じた。
あとこんな目に合わせやがってぇーとも思う。そんなものを食わせるとは本当に何もわかってねえと思う。