前原さん絶対支持!

僕は道路を建設するべきだと言ってきた。だったら前原さんの今回の羽田空港ハブ化は反対するべきなのではないかと思われるかもしれない。だが僕が本当に言いたいことは「交通手段をより便利に」ということなのだ。そういう点では前原さんに賛成せざるを得ない。というか前原さんの今回のことはとても大きな一歩である。
まず、道路道路と私はいうが、事実として日本で道路を作ろうと思ったら超大変なのだ。何が大変かというと4つある。
1.日本は山が多く道路を作ろうとすると海岸線に作ることになってしまい、長い道路になる。
2.阪神大震災で高速道路が崩れたり、トンネルが埋まってしまったから、高速道路を作る際には欧米の2倍程度の金をかけないと作れないし、トンネルも絶対に壊れないように作らないといけない。
3.日本の地質は柔らかく、ニューヨークなどの堅い大地と比べて建設が困難である。
4.地主が「自分の土地だ」と言って退かないから大量の賄賂が必要になる。
これらを解決しないと道路が作れない。僕が地租改正反対なのは4つ目の地主のわがままのせいで日本の交通や景観が損なわれている点を憂慮してのことである。
前原さんの今回の羽田空港ハブ化に怒っているのは千葉県だ。羽田が大きくなってしまうと、成田に行く必要が無くなってしまう人が増える。それを森田知事は嘆いている。だが政府が千葉県を見捨てる(わけではなく本当は単なる増設なのだが)のは成田空港がいつまで経っても増設できないからだ。滑走路に住んでる馬鹿者のためにトンネルまで掘ってあげてる千葉県が何を今更言うんだろう。空港に反対し続けている市民を説得できないならば別の場所に作る。正しい判断である。それに不満があるのであれば住民を説得しろと言いたい。街の発展より自分の土地。そんな考えの奴を飼いならし続けて、いざ本当に街が危うくなるとワーワー言うなと、自分たちの選んだ道だろうがと言いたい。
だから今回の羽田空港ハブ化は政治的に正しい選択であると思う。私は応援したい。


ちなみになぜ私が道路を作るのがそこまで大変とわかっていたにも関わらず道路を建設するべきだと言っていたかというと、やっぱりトヨタやホンダの存在が大きい。日本はどうしてもまだボーイングなどと提携して航空機を作っていたりするから(三菱重工ひとりで作れるっけ?)、国内市場をより安定させるには飛行機が飛び回る国より、道路のある国を目指すべきだと思ったからだ。エコの方面からみても、今後のことを考えると道路のほうが飛行機よりはCO2の排出量が少ないだろう。