2009-03-23 適当な詩 左肩ににび色の責任がある 傀儡のえくぼに沈む喜びの冷暗 そして浄化されぬ血の濁りが 吾の息子の首を刈る 音の無い倫理が歌い 草臥れた経済が踊る 葡萄酒と乳を太鼓にして 千切れた足を振るう それでも風 妊婦ははじまり 白詰草はやわらかに香ろう 閉じられた透明の冬を開けばただただ洗濯物が揺らいでいるものよ