夢3

友人と二人、本屋で角の漫画コーナーにいるとカップルがやってきた。男は濃い顔の、決してかっこいいとはいえない顔をしており、女は肩まで髪がある明るくてかわいい人だった。かわいいながらそこに魔性があるように思った。女と私がふいに目が合い、そのときに何かを感じる。セックスをしたいと私は考える。女は突然男と喧嘩しだし、私の友人に久しぶりーと挨拶をする。もちろん友人は女のことは知らないが、美人に声をかけられたのが嬉しいからそのまま演技を続け友人と私と女で店を出る。
ここは横浜、であるはずなのだが町並みはマンハッタンだった。高台から眺める美しい風景の中、友人が女を誘おうと努力する。「じゃ、じゃあど、どうする?あ、あの晩御飯だって食べなきゃならないし、だけどそうすると帰る時間になっちゃうし」と誘いたい気持ちはあるようだが全然誘えていない。そこにさっきの濃い顔をした男が他の男も連れてテレビ局が使うようなカメラを持ってやってくる。女を奪われたことよりも良い絵が撮れることのほうを気にしているようだ。私は女に「行こうか」と一言言って他の奴らを置いて去る。女の経歴を聞くとフリーターのようだ。横浜には昔から住んでいて通り過ぎる人のことさえ知っている。私たちは話すことも無しに本屋に戻って角の漫画コーナーに行った。そこでセックスをするつもりだったのだ。しかしそこには人がいて、女は困った顔をする。私はじゃあ図書館に行こうと言って二人大きなビルの図書館に行く。階段で私は彼女の腰に手を回し、彼女はとろけるように頭を私の肩に乗せる。しかしどこにいっても人がいて、どこにしよう、どこにしようと迷っている間に目が覚める。