食べると作る

僕ぁ料理は作れないもんだから将来ひとり暮らしなんてしたら死ぬかもしれんと思ってるぐらいなんだけど、先日後輩の女の子ちゃんとお話したときにその子がちょっと気になること言ってたんだよね。
その子は高飛車で自分のことをお姫様か何かと勘違いしちゃってる系の女の子なんだけど、まあマゾっ気のある僕としてはその子に素足で踏まれるバージョンと黒タイツで踏まれるバージョンの二種類を妄想したりしてた。そんな淫らな妄想を隠しイケメン風に出身だのなんだの聞いて、そんでから将来どうするかという話になった。するとその子は将来料理屋を開きたいだなんて言う。ほぉそれは素晴しい、料理するのが好きなのかね?んん?て聞いたらそんなことは無いという。ただ創作料理を食べるのが好きなんだって言う。食べるのが好きでもなぁ・・・なんて思ってたらそれを感じ取ったのか「好きこそモノの上手なれ」って言うじゃないですか。と。
その場ではあえて否定しなかったけど、でも後日やっぱりそれについて考えてたんだけど、「食べる」ことと「作る」ことって、根本的に「違う」んじゃないかなぁって思うんだよね。もちろん食べて好きだから作ってみるってのは大いにあるし、きっと料理人は全体的に食べるのが好きな人種だと思ってる。だけど、作ろうとするかしないかっていうのはかなり差がある。彼女がそういった料理屋を開けないというんじゃないけど、料理を作ろうともしてないくせにそういった夢を語るのは小学生と変わらないんじゃないかって思ったのね。女子大学生でいつか店を開きたいと思うならある程度料理経験が無いと挫折すると思う。
これこそ渋沢栄一のいう実生活を離れたる学問あるべからざると同時に、学問を離れたる実生活もまたあるべからず。だと思った。終わりっ!