妄想

戦争というのが起こったら自分はどうするだろうかと考えたことがあって、幼心にやはり戦争には反対すべきだと思った。だが、それを声高にいうのはどうなのだと考え、赤紙の徴兵令を完全無視してやろうとか思った。無視し続ければきっと兵隊が無理矢理うちの家に来るだろう。そのときは家をトラップハウスにして俺の部屋に来るまでに何人か死んでしまうような罠を設置しようとか考えた。
無理矢理ドアをぶち破ると横から鎌が飛んでくるとか階段の上から硫酸ぶちまけるとか。まあ、そういうの。ホームアローン的なやつ。わざわざ一人を徴兵するために何人も死ぬリスクは負わないだろうなあ。とか、考えた。
とにかく戦争に行きたくないなら行きたくないという意思表示をみんながすれば戦争なんてのは起こらないと思うんだよね。そもそもの前提として戦争が起こるということはナショナリズムを汚されて怒り狂った一部の人に同調した国民が引き起こすんですよね。つまり行かされるでは無くて行きたくて行くになる。まあ、ふと、戦争というものについてちょっと思うとこがあった。